幸せのために〜「幸福になるための記憶」

こんにちは。
いつもありがとうございます。

このところ、内観に関する本を読んでいます。
ちょうど読んでいる本に、よい言葉がありましたので、紹介します。

「幸福になるための記憶」 という言葉です。
(『内観ワーク』三木義彦•三木潤子 著 132ページより)

不幸な人は、たいてい、不幸になる記憶ばかり繰り返し思いだしています。

あのことさえなければ。。
あの人さえいなければ。。

そんなマイナスに偏った記憶を毎日思いおこしていたら、不幸な気持ちになるのも無理はありません。
またここで思いおこすのは常に 「相手がどうであったか」という記憶です。
不幸の原因を自分以外の人に求めています。

内観(自分にする質問)では

「(自分が相手に)世話になったこと」
「(自分が相手に)して返したこと」
「(自分が相手に)迷惑をかけたこと」

をみていきますから、常に、「自分はどうであったか」を問題とします。
これらの質問をしていくと、自動的に謙虚にならざるを得ませんし、反省や感謝の心もちになります。

たとえば、親にしてもらったこともたくさんあるのに、それを忘れて、不満だったことばかり思いだしていれば不幸な記憶のみが強化されます。被害者意識にもなるでしょう。
親がしたことが不満なことがあったかもしれないけれども、それはそれとして、してもらったことにも焦点をあててれば、そんなに不幸な気持ちにはならないはずです。
また不満なことに対しても、親の事情などを思いやり共感すれば、理解することができ、そんなに怒ることもなくなるでしょう。

このように、自分か不幸か、そうでないかは、物事に対する記憶の偏り、何に焦点をあてるかで大きく違ってくるようです。
何かの出来事が会ったから不幸だ、、というのは通用しないということになります。

質問の持つ力、というのはすごいですね。
質問によって、焦点をどこに向けさせるのか、変わってきます。

不幸な記憶にアクセスするのか
幸せな記憶にアクセスするのか

それは自分で選ぶことが出来るわけです。
すごくシンプルだな、と思います。