幸せのために〜依存と憎しみ

こんにちは。
いつもありがとうございます。

台風が過ぎて、すっかり肌寒くなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今日のテーマは、依存と憎しみです。
人は頼っている人を憎むことがあります。
あえて、愛していると言わないのは、依存は愛ではないからです。
ただ与えてもらうことだけ望み、そこに執着しているのが依存です。
それがないと生きていけない、だから、自分にはそれが必要、与えてもらって当然、というように依存はエスカレートしていきます。
誰かにとても執着されたからといって、必ずしも愛されているわけではないということに注意する必要があります。

依存していると、相手を支配したくなってきます。
なぜなら、相手は自分を満たす栄養くらいに思っているからです。
相手が幸せかどうかは関係ありません。問題は自分を満たしてくれるのかどうか、ということになってきます。
そこで、相手が自分の思い通りに、自分を満たしてくれないと不満になり、あげくのはてに思い通りにならない相手を憎むようになることもあります。

ここには愛はありません。

無条件にむさぼるような関係は、胎児などごく小さい親子間でのみ成立します。
問題は、大人になっても、赤ちゃんのような感覚でいる人がいるということです。

もし
どうしてあの人は、自分の思い通りになってくれないの?
思い通りになってくれて当然なのに。。
と苦々しく思っているとしたら、その人を愛しているのではない可能性があります。

依存には感謝がありません。
依存されると、された側は重たく感じられるだけで、逆に離れたくなります。
依存する側は、依存を確実にするために、次には相手支配しようとし始めます。
支配され拘束されると、された側は当然息がつまり、逃れたくなります。
依存や支配は愛でないからこそ、相手がさらに離れていきます。
そして、依存する側は、離れていく相手をさらに支配しようとするという悪循環が生まれます。

とはいえ、私たちは最初から完全な愛など持ち合わせていないのが普通です。
何が愛かを、一生かけて経験して学んでいくのでしょう。
それでも、自分の執着を愛と勘違いして、相手を恨むというのは見当違いであり
受け取ったものには、きちんと感謝することが、人間関係をよくするコツだと思われます。