無理難題や理不尽な苦情を次々と保育所や幼稚園、学校に突きつける「モンスターペアレント」たち。 富山市は実際に起こった事例をまとめた「保育所クレーム対応事例集」を2008年3月に発行した。
そこには常軌を逸したクレームの数々が載っている。
●子供と親の分、保育所で朝食を用意して欲しい
「仕事で忙しい親が多く、特に朝は忙しいので、子供の朝食と大人の朝食を用意して欲しい」
「保育所で汚した衣類は保育所で洗濯して返して欲しい。保育料も税金も払っているのだから当然」
●保育料も、教材費も、遠足のバス代も払わない
お金にルーズな保護者に、しびれを切らした担任が、「集金をお願いします」と支払いを促すと、
感情的になり「あの先生嫌いだ、換えて欲しい」と所長に訴えてきた。
●会社に遅刻するからオムツ替えは保育所でやって
生後9カ月の子供が、保育所に向かう車の中で大便をした。「保育士がいるのに、なぜ保護者が
オムツを交換しなくてはならないのか」
「ある朝、時間がないことを保育士に伝えたら、みなさんオムツ換えをしていかれるんですけど・・・と
言われた。オムツの取換えのために会社を遅刻し、処分を受けた場合には、市や保育所に賠償を
もとめることができるのか」と連絡帳に書かれていた。
●水筒に名前入れると「ネットオークションに出せなくなった。弁償して」
遠足当日の出発前に、A児(5歳)の水筒に記名がなかったので、保育士が急いで水筒の下の
ほうに油性マジックで小さく名前を書いて出かけた。
翌日、保護者から「あの水筒は、東京にしか売っていないブランド品だった。この後、ネット
オークションにかければ、よい値で売れる商品だったのに出品できない。弁償してもらう」と電話が。
●母親の精神不安定、「保育所側のせい」
ある時、C子の父が勤務先から帰ると、母親が泣いていた。事情を聞くと、我が子が同じクラスの
B子の手を噛んだことを担任の保育士から聞かされた。母は謝ろうと思い、B子の家に電話をすると、
なぜか、既に相手は誰に噛まれたかを知っていた。幸い「気にしないで・・・」と言われたのだが、その
保護者とは、今まで仲良くしていた相手なので、それ以来気に病んでいる。
父親は、「我が子も噛まれたことはあるのに、謝ってもらったことも、誰に噛まれたかも教えてもらって
いない。人によって保育所側の対応が違う。母親の精神状態が不安定のままよくならなかったら、
保育所のせいなので、●●に知った人がいるからそこに市と保育施設を訴えたい」と言った。
まだまだありえないクレームがいっぱいありました。
「自分の権利」「個人の自由」を主張するばかりのこれらのクレーム・・・・。
「個人の義務」「他人の権利」も大事にしたいものですね。