数年前、私は友人に誘われトルコに旅行しました。
最初はあまり乗る気ではなかったのですが、、、何々!? トルコ〜? イスタンブール〜?
あっ!! ビザンチン帝国 東ローマ帝国じゃん! あの難攻不落の三重の城壁の・・・
私にとって、トルコは東ローマ帝国であり イスタンブールはコンスタンティノープルなのであります!
トルコに旅するより10年以上前に呼んだ“コンスタンティノープルの陥落”塩野七生著にとても感銘を受け、一生に一度はあの城壁に登りたい! いや、絶対登るぞ!! と強く願ってました。また コンスタンティヌス11世に恋に似た淡い感情を抱いてもいました。
で・・・
トルコのアタテュルク国際空港に現地時間夜8時過ぎに到着し、泊まるホテルのある旧市街地めざしタクシーに乗る込みました。
あっれ〜! タクシーの窓から外を見ると アスファルトの高速道路にソニーだのパナソニックだの日本で見かける看板がズラリ! 何コレ! 飛行機に12時間乗って来たというのに、日本と同じじゃん! ガッカリ・・・したのもつかの間、
旧市街地に近づくにつれ、ライトアップされたモスクにミナレット、石だたみの道、そして城壁が見えてきました。やっと憧れの街に来た事を実感しました。
まぁ、トルコの旅の話になると止まらないので ここらで本プログに戻りますか。。。
トルコ到着の翌日、私と友人は、コーラ修道院(カーリエジャーミィ)へ、
そこは中心にある宮殿より少し離れた場所にあった為か、オスマントルコの徹底的な破壊から逃れられた教会です。
中に入ってビックリ! ビザンチン芸術が最も花開いた時に描かれただけあり、フレスコ画にしろモザイク画にしろ、それはそれは 美しく煌びやかでした! その神聖な美しさに開いた口が すぐには塞がりませんでした。
あまりの心地よさに友人と二人 教会内のベンチに腰を下ろし 暫し時を忘れてしまいました。
そんなコーラ修道院を後ろ髪引かれる思いで後にし、私のたっての希望である城壁に向かいました。
そして、やっと十数年間憧れた城壁を前に感無量!
城壁近くには、ローマ帝国末期の皇帝達が離宮として使った宮殿跡がありました。
宮殿跡とは言っても 今では側面の壁がかろうじて残ってるだけですが、レンガや大理石の色といい レンガの積み方ひとつでこうも美しいものか〜!
さぞかし当時は 城壁のコンビネーションも重なり 目にする者にローマ帝国の威厳を感じさせるに十分だったに違いない・・・と、私は500年以上も昔に思いをはせながら 自分がその風景と一体化する感覚を味わってました。。。
そんな ノスタルジック気分の私の近くで 小僧が城壁相手にサッカーボールを蹴ってるやがる!
あーた!! 小僧が相手にしている城壁は、私にとって 熱烈サッカーファンがベッカムやロナウド相手に遊んでるようなもん!
あまりにも贅沢な遊びに唖然としたが、その小僧のかわいいの何の! 私の存在に気づき照れながらも こちらをチラチラみては熱心にボールを蹴ってるのよね〜!
私の方は、さっきまでの唖然モードはどこえやら、その小僧、いやいや そのサッカー少年に拍手を贈ってました。それに気を良くしたサッカー少年! 人懐っこそうな笑顔で近づいてきて、何やら話し掛けてくるではないか・・・(^^)?
でも、私の語学力といったら英語で完璧なのは ハローとディスカウントプリーズくらい、ましてやトルコ語なんぞ解るはずもない!
でも不思議ね〜! サッカー少年が言ってる事 解るのよ!
海外マジック!?
人は言葉の通じないところに来ると、何か感じようモードに自動的にスイッチが切り替わるのね。
で、サッカー少年は(指差し)“あっちに行けばOOがあるよ。見に行かないの?行ってほうがいいよ!”と、言ったよーな?まぁ、指差しゃ〜誰でもそれくらい解るかっ!
でも、何だか“行かなきゃ”という気になり、私は友人を呼びサッカー少年の指差した方向に向かいました。
そこに何があるか見当もつかないまま・・・
そして、曲がりくねった坂道を下ってた時です!
何だか気分がもの凄く重く、得体の知れない恐怖が襲って来るのを感じたのです。
前を進む友人に追いつこうにも、足が重すぎて追いつけない・・・笑顔ですれ違う地元民に対してさえ脅えてました。
サッカー少年に出会った宮殿跡広場から 数百メートル進んだところで城壁にぶつかり、車一台 やっと通れるほどの小さな門がありました。
その時“ここだ!”と私の中から理由なき確信が出てきました!
暫く、その古びた小さな門を見つめ、カメラのシャッターをきり 先に進んだ友人を追いかけました。
門をくぐり大きくカーブした道を20メートルほどだったかな〜?進むと そこはとても見晴らしのいい景色が待ってました。
と、同時に・・・あれっ! あれれ!?
さっきとうって変わって、何だか気分は晴れ晴れとし 足取りも軽くなってる!!
*次回こそ 彼のメッセージをか書きます。