22枚占いはありか?

タロット占いの勉強会を先日何人かのプロの方々と一緒に行いました。
最終日は各々の占い師が得意とするタロット占術以外の占いでも同じものを占って占術によってどんな違いが出るか?などの比較研究も皆でして非常に楽しく有意義な4日間でした。

さて、そこでの話題にも出た話で

タロットは大アルカナ22枚だけで占うののはありかどうか?

というものがありました。

そもそもタロットカードの大アルカナと小アルカナは由来が全く別々のもので、歴史上のどこかで合流したわけですが、それはあくまでも歴史的なもの。
やはり現代では大アルカナ、小アルカナ合わせて1デッキの組み物と考えるのが正しいでしょう。
もちろん、新作のタロットなどでも22枚大アルカナのみ、というものは毎年多く出ていますがこれは実占用というより、観賞用、研究用ととらえた方が良いものばかりと言っても過言ではありません。

それに同じ事柄でも大アルカナで出ているか、小アルカナで出ているかで重みが全く違いますし、スプレッドの中では、それによって重要度や重みといったものを比較しながら読み取る必要があります。ですから、タロット占いを本片手に始めたての人でも最初から78枚のフルデッキで占ってみるべきだと私は思います。

そもそもよく誤解されていますが、22枚の方が簡単ということはありませんし、意味だって本などの意味が書いてあるものを見ながらやればよいのですから22枚だけで占うメリットは全くないのです。

ですから、タロット占いを始めようという人に「まず22枚から」という人はその人はそういうレベル、と思って間違いないでしょう。

師匠の話によると、1970年代半ばから80年代初めにかけて、元々はタロット占いを専門にはしていなかった主に東洋系の占いを長年されていたプロの方々が客引き目的に目新しさを出そうと、うろ覚えのタロットで22枚占いをしていた人が多かったそうです。しかし、そうした人たちは自然と淘汰されるか、あるいは本来の専門の占いに戻っていったそうです。そういう22枚占いがプロの間で一時の流行があったという歴史があるにせよ、もうそれから40年以上たって、22枚で占う正当性が完全になくなっている現代でまだ「22枚占いからスタート」などと言っているのはあまりに時代遅れというか、いかにもタロットがわかっていない人の話だと思います。

ちなみに私の経験で言うと例外を見たことがあります。
タロット占いを40年以上されている占い師の方が「大アルカナだけの特別なスプレッド」で占う所を特別に見学させて頂いたことがありました。
これはたしかに78枚使う通常のスプレッド以上のものでした。
しかし、それを見て私が思ったのは「これだったら78枚使う方が楽で簡単だ」という事でした(^^;

こういう特殊な占法は熟練の大ベテランだからこそできるものなのだと思うと同時に、カードの枚数が少ないことが(いい加減な占いなら別ですが)いかに難しいものかを目の前で見せられて、またそうした技術を使いこなせる人がいる事実を目の当たりにして自分はまだまだ精進が足りないな、と思いました。