来世に生まれ変わったら…というお話をテレビなどで耳にする機会が結構あります。スピリチュアルな番組に多い言葉です。
輪廻転生は存在しますし皆さんそれぞれに過去世がある事もわかります。過去世の癖を現世に引きずっている方も沢山います。が、過去世を知って現世の悪い癖を直そうという事には興味を惹かれますし重要な事とも思いますが、私自身「来世」がどうなるかという事に正直大きな興味は抱いていません。
今現在を精一杯生きなかったら与えられた今の人生がもったいないというのが個人的な思いです。
来世に夢を見て現世の自分の生を終わりにしてしまう自殺もあって、来世では良い人生になりますよ、と「来世」という言葉を簡単に口に出すのが私は嫌だというか…。
そういう意味では私のこの来世に対する考えは「日蓮」の教えに近いかもしれません。
日蓮は「転生があるとしても、今の自分に執着するあまりにいたずらに死をおそれ、死後の世界ばかり意識し期待するよりもむしろ、今の自分の生を精一杯生かし切ることで最高の幸福が得られるのだ」という教えがあります。
また真言宗や天台宗でも同様に「ここがこの世のお浄土」と言って日蓮と似たような来世のとらえかたをしているようです。
次の人生より今の人生をしっかり生きるという事が私にとっては重要な事と思っています。必ずまた来世で生まれ変わるとは限らずそのまま無になって消えるかもしれません。だから来世に過剰に期待を持って今の人生を空っぽに生きたり、自らの命を絶ったりしてほしくないなあと私は思います。
過去世よりも来世よりも、何より大切なのは今与えられている人生なのではないかなと。
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