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命の選択

2010-04-19

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占いで、見てはいけない分野がいくつかあって、それは主に命に関わる判定です。
例えば「私は何歳で死にますか」「夫は末期癌ですがいつまで生きられますか」など。基本的に努力で変えていく事のできない寿命などの命のテーマには他人が踏み込んではいけない問題なのでそういった質問にはお答えしていません。
また、身ごもった子供を中絶すべきか産むべきかも私には決められません。相談するなら、子供を産んだ場合にその子を育てて行くには自分が何をしなくてはいけないかなど、その子を幸せにするためにできる事であれば、私も相談に答えられると思います。

年に何件かは、思いがけず子供ができたが相手とは結婚できない
(又は離婚を考えている)とか夫婦の経済的な事情などで子供を産むか産まないかで悩み、占い師を転々とし、当方にも相談にいらっしゃるケースがありますが、私には他人の「命」をどうしろとは言えません。他の占い師さんも同じように、他人の子供の命についてどうしなさいとはっきり言える立場にありません。

特に子供を産んで育てた経験のない占い師さんですと、十中八九は「自分たちで作った子なんだから命を粗末にしてはいけません。産んで育てるべきです、子供は貴方を選んでやってきたのです」などとおっしゃるでしょう。

しかし、子供がその人たちの元へやってくるのは、子供が親を選んだからとは限りません。子供が親を選んでやってくるならなぜ虐待する親、命をなんとも思わない親を選ぶのか疑問に思いませんか?親との縁は、その子の前世でのカルマ・因縁など一人一人の命にはそれぞれ背負ったものがありますから、「子供は貴方を選んで来た」とは限りません。しかし、親の方は、その子が自分を選んで来てくれたのだと思い込めば、その子を幸せにしなくちゃとより強く思うかもしれません。子が親を選ぶ説は、親側にとって都合の良い解釈です。が、選んでくれたんだと思って大切にする分には大いに良い事で、実際の霊的な仕組みはどうあれ、そうやって子供を尊んでくれるのであればどんな説を信じようがかまわないと私は思っています。

だからといって、安易に「貴方を選んで来た尊い命を産む事が当然」とは言えません。子供には命を与えられたのだからこの世に生まれ出る権利がありますが、生まれてから幸せになる権利もあります。子供を産めと言った占い師が、産まれてきた子を養ってくれるわけではありませんし、子育てを手伝ってくれるわけでもありません。何の責任も負わない立場です。
逆に、子供が親に全く愛されずずっと苦しい人生を送る事が見えていたとしても、他人に「子供は産まない方がいい」と命を消す提案を出す事なんてとてもできません。

ですから、どうか、自分に宿した命は、自分で答えを出して下さい。相談に訪れる方々は養育費ももらえないし経済的にどうなるか不安だから産むのが怖い、という事情で悩んでいるケースがほとんどですが、悩んでいても実際には役所に出向いて産んだ場合の補助がどれだけ出るのかなど現実面で調べられる事すら一切調べず、ただただこの先が不安だと嘆いているだけでは、誰も、なんのアドバイスもできません。

調べられる事は全て自分で調べた上で、その子を育てていく覚悟を決められるかどうか、最後は親となる人の覚悟次第です。覚悟を決めた人は、どんなに大変でも一生懸命働いて、「子供が幸せになれるか」ではなく、「どうやって自分が子供を幸せにできるか」という事を考えながら前に進んで行かれる事でしょう。

親になるという事は、人間一人の命を預かるという事です。
他人は「命を粗末にするな」「誰も歓迎しないから産むな」
無責任に色々な事が言えます。

でも最終的にはやっぱり、その子供の未来がどうなるかは、親となる方々(片方だけが育てる場合も多いですよね)が鍵を握っています。一つの命を自立するまで責任持ってどんな事でもふんばりながら育てていけるのかという事に覚悟が持てるのかどうか、それをしっかり考えた上で、親や親戚や占い師などではなく、自分自身の意志で、命の選択をなさって下さい。

他人にはどうする事もできないです。
そりゃあ、尊い命ですもの、産んで欲しいとは思います。
でも、産んだ後に育てるのは当事者です。また、中絶した後に苦しむのも当事者です。
その痛みを引き受ける事ができない以上、第三者には、他人の命の選択など、できるはずがありません。

自分の人生ですから、せめて命をどうするのかという事は自分自身で全ての責任を負い、自分の「覚悟」で決めて下さい。

以上、とても重いお話になりましたが、あまりにこういったテーマの相談が最近何年か多いので、同じように迷っていらっしゃる方もいると思いまして、記事を書かせて頂きました。

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Posted by ayaaya 12:21:01

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