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「告白」

2010-06-15

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今、話題になっている「告白」。原作は持っていて何度も読んでいますが、映画にしにくい淡々とした作りなので映像化したらどうなるのかなと興味があり、映画を観てきました。
かなりの問題作ですね。原作もそうですが、観る人の立場によって意見が分かれそうな内容です。

幼い娘を殺された女教師が少年法に守られた少年達に復讐をする
というのがかなり大まかなあらすじになりますが、語り手がリレー形式になっていてそれぞれの立ち位置から事件について語ります。映像化された作品は原作に忠実ですが、演出がうまく、退屈せずに観れ、時折涙しては恐怖に寒気を催す作品に仕上がっています。

親の立場に当たる方は内心、衝撃のラストにどす黒い快感を覚えるかもしれません。正義感の強い方や少年法に賛成の方・子供の立場に当たる若い独身者はそのラストに憤りを感じるかもしれません。しかし、人間の心理や家庭の問題が妙にリアルなので、自然にお話に引き込まれる作品でした。

個人的には私は少年法には大反対です。成人していなくとも罪は罪。他人の命を奪った者が未成年だからと「守られる」事には、命を奪われた者とその遺族を想うと複雑な気分になります。未来を奪われた命はもう更正もなにも、戻ってきませんから。

女教師の復讐は、事件の当事者以外も巻き込んでいますので、加害者の少年達にもその親たちにも、被害者遺族の女教師にも、この作品に出てくる全ての人間に矛盾点があり、正しい人間など一人もいません。よって、観る側の置かれている立場によって、感想は全く異なったものになると思います。

いずれにせよ、ラストに身震いしつつ、非常によくできた映画であると感じました。ある意味、ホラーな作品です。登場人物全員が歪んだ存在…実際に存在する私たち人間も、あのように一人一人がどこか歪んだ存在であると言えましょう。

結末には賛否両論かと思いますが、興味のある方は観に行ってみて下さい。
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Posted by ayaaya 16:25:18




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