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感謝

2008-07-06

感謝の心をシンプルにすると「喜び」の心となろうかと存じます。
自分ひとりだけで存在していると仮定し、自己の中から喜びが増殖し無限に拡大するとしたら、これはかなり危ない世界ということができるでしょう。つまり、喜びが発生するには、対象となるものが必ず存在する、ということは関係性を前提にしているわけです。

「感謝の喜び」という言葉には、間違いなく「おかげさまで」という前提があります。
感謝の喜びで一日を終えることは、実は人生の最も大切な主要テーマであるとこのごろ感じるようになりました。一生涯のことを考えることはもちろん大切ですが、結局今を生きることしかできない人間は、人生未来のことというのは所詮なきに等しい。未来なんていうそんなものは「無」なのだ、といったん突き放してみる態度も大切です。明日のことで思い煩っても、明日のことは体験してみて初めて味わうものであるからです。

しいていうなら、明日を迎えるにあたっての準備が、一日を終えるときの「感謝の心」なのでしょう。この当たり前とされていることが、最も難しいことのようです。

この時、思い通りの一日であったら、「よかった!」と悩む必要がないかもしれません。
思い通りではなく、つまらぬことや、よけいなこと、思いもよらないことなどの災いがあった時は、感謝することが難しくなるのが人間です。

しかし、どちらであっても、「大切な人生」であることを自覚することができれば、自ずと喜びが湧いてきます。

感謝の気持ちは、おかげさまでという喜びが湧いてくる状態のこと、
その喜びが湧いてくる土台に、人生を粗末にしない大切さを養う必要があるということになります。

一日の良かった!が素直に出てくるときはひとまず結構ですが、
あまり思い通りにならないことが多い一日に感謝の状態になるには、確かに厄介です。
ここには何らかの飛躍した視点がなければならないのですが、
その前提に、自己の小ささを自覚し、
1.常に他者との関係性を前提にして、対象の立場に立つという謙虚な姿勢を保ち、
2.一旦自分を捨て、放棄し、事実を受け入れようと、広い心を持てるよう努力する。
3.さらに自己の原点を見つめ直し、事実に基づいた現実に対して素直になろうとする努力

が感謝の要因に必要かと思います。
そうして、心から「ありがとうございます。」と一日声に出すことができると、その一日を大切にしたことになるのでしょう。ここには真心が必要になります。

そう考えると、一見思い通りであった日こそが、実は上記の1.2.3.の状況をつくることが意外に難しく、厄介かもしれません。

いずれにしても、謙虚さを持ち、素直に喜べる一日で終われることが「感謝」の基本でありそうです。正直に、素直に、まごころで生活したいものです。

Posted by devil666 01:04:41 │Comments(0)TrackBack(0)

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