そして、いわゆる霊感は受動的能力に属するもので、仮に本当に霊能力があったとしても、人を殺すなどと言う大きなエネルギーを要する能動的行動は不可能なんです。
この辺りの誤解が本当に多いんですね。
元来人間はそれ自体がアンテナのようなもので受動的能力には優れています。
霊視ができると称する人間が多いのもそのためです(結構偽者がいますが)。
しかし、能動的能力となると、できると主張する人間は一気に少なくなります。
当然ですね、証明しなければならないのですから。
皆さんは能動的能力とはテレビなんかで時々紹介されているいわゆる超能力であることに気づかれたと思います。
少し話しは逸れますが、もともと超能力という言葉は英語のextra-sensorial perception (ESP) の訳で、本来は超知覚の意味なんです。
つまり、なんども言うように受動的能力です。
それがいつの間にか能動的能力も指すようになっています。
しかし、たとえばサイコキネシス(念動力)に関して言えば、せいぜいスプーン曲げ程度で、特定の金属でできた特定の形状のものだけしか曲げられないような情けない力でしかありません。
こんな力は本当にあったところで大したものではないでしょう(私は存在自体疑っていますが)。
気功もあると言う人もいるかも知れませんが、これにしても動かせるのは相手が人間の時だけです。
この程度の力では人を殺すなんて土台無理でしょう。
大体、人が一人ひとり持っているスピリチュアルエナジー(精神エネルギー)はほぼ同じなのです。表れ方が違うだけで。
相手も持っているそうしたスピリチュアルエナジーを完全に抑えて、その上殺すなんてことができるずば抜けた力を持った人間などいるはずがありません。
もし、本当に呪いの力で人を殺すことができる人間がいたらこの世はその人間の思い通りになってしまうでしょう(「デスノート」のキラのように)。
では。
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