少し間が空きましたが、先週取り上げた話の続きです。
みなさんご存じのように芸人の又吉さんが芥川賞を受賞しました。
良かったですね。
テレビを初めとするマスコミは大騒ぎ。
やはり三島賞(新潮社)は大魚を逸しました。
すでに書いたように知名度を上げるための絶好のチャンスだったのに。
今頃歯噛みして悔しがっているでしょう。
そして、予想通り、祝福や応援の声と芥川賞の裏側にある商業的思惑を批判する声が入り乱れています。
しかし、あるニュース番組のMCのように読みもしないで、芸人に対する差別意識丸出しの発言をするのはあまり感心しません。
主催側の出版社の意向がどうであろうと、又吉さんの作品の価値には関係がない。
そして、又吉さんの才能が本物であるかどうかは、彼がこれから書く作品で証明されます。
その意味では、ナインティナインの岡村さんの「逆にハードルが上がってしまって、何やってもパート2はおもしろないって言われる。これでスパッと本書きやめた方がええんちゃうかなと思う」とのアドバイスは的外れですね。
本物の作家の創造意欲はそんなことで止められるものではないんです。
単なるやっかみからきた発言かもしれませんが。
続きます。
芸人と芥川賞(3)
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