続きです。
ところで人たらしの名人は人から好かれ、尊敬されるだけでは駄目なんですね。
恐れられなければいけません。
また、行動が予測できず、何を考えているのかわからない懐の深さを持っています。
そして、時として非情でさえあります。
新興宗教の教祖なんかにもこういうタイプの人がいます。
いわゆるカリスマですね。
ちょっと付け加えておくと、今では「カリスマ」と言う言葉は雰囲気で付けられるほとんど意味のない形容詞になっています。
しかし、本来は多大な影響を周りに与えるような超自然的、超人間的な力を生まれつき備えた人間のことです。
そういう人間が宗教に向かうのはある意味当然でしょう。
現在のように武将として成功することが難しい時代では尚更です。
政治の世界でもいいんですが、最近の日本にはこのタイプの政治家は見当たりませんね。
まあ、本当にカリスマ的な政治家が出てきたら、かえって困るかも知れません(ヒトラーがいい例です)。
ただ、最近の自民党の何人かの首相みたいになんの魅力もない人でも困りものですが。
では。
出世と性格(3)
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