「博士と彼女のセオリー」

20160418171712-fe0b8f9c183d2ea0b7ec18fdb9f2bf44bff25704.jpg「博士と彼女のセオリー」を見ました(いつも通り録画です)。

高名な理論物理学者スティーヴン・ホーキング博士と彼の元妻ジェーン・ホーキングの話ですが、細かいストーリーは割愛して、私が気になったことを書きたいと思います。

ホーキング博士は筋萎縮性側索硬化症(ALS)に罹患していることが、大学在学中に発見されます(彼が車椅子に乗り、人工音声を使用して会話することを知っている方も多いでしょう)。

そして、検査を担当した医師は、

「この病気により、まず一部の筋肉が動かなくなり、やがて全身の筋肉が侵され、食事もできず、言葉も発することができなくなる。そして最後には呼吸器の筋肉も働かなくなり、呼吸不全で死亡する。余命は2年で手の施しようがない」といったことを博士に直接伝えます。

なんと言うか、日本だったらここまで配慮なしに余命告知をすることはないんじゃないかな。

本人に直接告知せず、配偶者や親といった近親者に伝えるのが普通でしょう(最近では少しずつ変わってきているそうですが)。

また、本人に伝えるにして、手の施しようがないなんて何の希望もないことは言わないと思います。

これが映画での演出でなければ、英国人は日本人と比べてかなりドライなんでしょうね。

そして、博士は病気を理由に恋人と別れようとしますが、彼女はこれを受け入れません。

そして彼女は博士と結婚します。

大変な苦労をすることを承知の上で。

多分、彼女も具体的にはイメージできていなかったのだと思います。

実際、症状が進行するに従って、介護は大変になり、彼女は何度かキレそうになります。

長くなるので、明日に続きます。

では。