「博士と彼女のセオリー」(続き)

20160420082309-29d492eaf3c0b78dc30e42e6eb5c089dd137eae5.jpg昨日の続きです。

実はホーキング博士の両親はジェーンが家柄に合わないからと結婚に反対でした。

そして、彼女が介護でどれほど苦労しようとほとんど支援しなかったとのことです。

全身マヒで余命2年を宣告された男性と結婚する女性なんてそんなにはいないと思うのですが、それでも反対するというのは余りにも頑固ですね。

それから、これほど博士を愛したはずのジェーンは、他の男性を好きになります。

不倫するんですね(何でも博士公認だったとのことですが)。

博士も負けていません。

発語できず、体も動かない人の意志を知るための道具「スペリングボード」の専門家エレインと浮気します。

そして最終的に博士夫婦は離婚し、それぞれのパートナーと再婚。

ううむ、普通の映画だとこんな展開にはならないでしょう。

折角の純愛物語が台無しと言うか。

しかし、現実なんてこんなものなのでしょう。

人の心は移ります。

ついでに書いておくと、博士はその後肉体的虐待を理由にエレインと離婚します。

これもちょっと意外ですね。

蛇足ですが、ご存じの通り、博士は医学的常識を遥かに越え、余命宣告から50年後の今も存命しています。

では。