昨日の続きです。
マニュアルは発生することの多いトラブルへの対処を教えるものでもあります。
いちいち自分で考えて解決しようとしたら時間がかかって仕方ないですからね。
また、価格を抑えるための手段とも言えます。
さまざまなノウハウをブラックボックス化せずに開放することにより、年季といったものがあまり必要なくなりました。
昨日書いた中年男性タレントは、マニュアルはあくまでも基本であり、その仕事につく以上、状況や相手に応じて柔軟な対応ができるよう成長していくべきだと主張していました。
しかし、アルバイト店員にそんなことを要求するのはお門違いでしょう。
役者やタレントはもともとなりたくてなった仕事でしょうし、注目もされます。
また、やる気がなければ干されることもあるでしょう。
しかし、コンビニやファストフードの店員は大抵アルバイトでプロになる気もないし、賃金もかなり安い。
また、人から評価されることもない仕事でモチベーションをもちにくい仕事なんですね。
もちろん、アルバイトでも向上心を持ち、素晴らしい仕事をする人もいます。
ただ、それがスタンダードではない。
このタレントが文句をつけた店員の注文の復唱は、間違いを避けるためには非常に有効な手段です。
それを面倒だからといって無視するというのはどうでしょう。
ついでに云えば、コンビニでタバコを購入する際の年齢確認もお持ち帰りかどうかの確認もそれほど目くじらを立てるべきこととは思えません。
杓子定規にマニュアルを守った方が自分で勝手な判断をしてミスをするよりもましでしょう。
それにもう一度言いますが、すべてのアルバイト店員が同じことをするわけでもありません。
ここから最近の若い者はと言ったくだらない議論にもって行く人間は単なる馬鹿ですね。
現代においては心のこもったサービスが欲しければそれなりの金を払わなければいけません。
馬鹿高い店で型にはまった通り一遍の扱いしか受けなかったら、それこそ怒るべきでしょうが、マニュアル化されたサービスしかしないファストフード店を、それゆえに責めるのは間違っています。
客はその恩恵をたとえば価格の安さといった形で受けているのですから。
では。
マニュアル対応(続き)
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