ある人生相談

20160424181843-5d066761c643b56a092cc8adebdf4540754d4ed0.jpgテレビを見ているとこんな人生相談がありました。

40代半ばの女性が夫と娘を棄てて男性と出奔しました。

しかし、何年か経った後、彼女はその男性と別れます。

そして、夫と娘が懐かしいので、二人のところに帰ってもいいかとの質問です。

ずいぶん自分勝手な話だと思うでしょう。

ただ、元夫は病気で寝込んでおり、娘さんは大学を辞めて働いているんです。

彼女が帰れば経済的に余裕ができることは間違いありません。

彼女はどうすべきでしょうか。

私は帰るべきだと思いましたが、この相談を受けた小説家(私が尊敬する女性です)は、幸せの形はいろいろで、彼女は今となっては異物なので、帰るべきではないと回答しました。

心配していることだけを伝えて、元夫と娘さんが帰って来いと言ったら帰れとのことです。

なるほどねえ。

難しいところですが、確かに外からどう見えようと、元夫と娘さんが今不幸であるかどうかはわかりません。

二人で築き上げた生活を彼女が邪魔をする権利はないわけですからね。

さらに云えば、彼女が送金して支援するといった方法も考えられます。

テレビドラマだったら最初娘さんは反発しても、最終的には和解し、めでたしめでたしとなるんでしょうが、現実はなかなかそうは行かないのでしょうね。

では。