Amazon.co.jpが被災地の支援として、地域避難所が出す「ほしい物リスト」を公開しています。
これは避難所が必要としているものを代理で購入し送ってあげられるもので、熊本地震の避難所であればどこでも活用できます。
しかし、熊本市のある中学校が希望したリストが、「不必要で高額なのではないか?」と指摘する人たちによって炎上しました。
この中学校が希望したのは、「ゲーム機」、「タブレット」、「テレビ」、「一眼レフ」、「ビデオカメラ」、「吹奏楽部の備品」等で計600万円相当。
これを見たネットユーザーたちがインターネット掲示板で、「熊本は最低の県民」と批判しているわけです。
たしかにこれらは「必要最低限のもの」ではありません。
しかし、本当は被災者の人たちにこそ娯楽が必要なのです。
どんな状況でも笑うことができれば、少しは辛さが軽減されるでしょう。
これは科学的研究によっても証明されています。
こうした批判は実はテレビに自粛を求める声と根っこは同じです。
ただ、とにかく理由をつけて娯楽を規制したいだけです。
みんなが深刻そうな顔をしてうつむいていれば良いとでも思っているのでしょう。
被災者のことを本当に考えているわけではない。
ただ、こうした意見は一見正論に聞こえますから、将来、また災害が起きた時には同じようなことが繰り返されるでしょうね。
では。
被災者と娯楽
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