出世と性格

20160426180733-a35dc0b49aeb98cde07f147217b9e0d4bd544e11.jpg大分前に読んだニュースによると、オーストラリアのボンド大学の研究チームは、性格が悪いほど出世するとの調査結果を発表しました。

「横暴な上司ほど責任を問われず、職場で性格の悪い人ほど昇進する」と64.2%の人が回答したとのことです。

要するに、部下の信頼がなく、人の足ばかり引っ張っているような「横暴力」の高い人ほど出世するというわけです。

これを聞いて喜ぶ人も多いんじゃないかな。

特に同期に先を越されたり、出世が人よりも遅い人は飛びつくでしょうね。

この結果について、ある危機管理コンサルタントは以下のように述べています。

「横暴な人が出世するというのは、本当です。なぜなら管理職とは、部下がうつ病や不眠症ぐらい患っても、平然とさらに尻を叩く"要望性"の高い人がなるものだからです。部下や同僚にとって"共感性"の高い『都合のいい人』は統治能力がありません」

また、成果主義の人事制度が企業に定着し、業績を上げた人が出世するのは当然のことだとの意見もあります。

「部下をこっぴどく面罵する上司は、一見、横暴に見えるかもしれませんが、実は違います。 部下の失敗が許せないのは、管理職として高い目標設定を掲げているため。能力も人並み以上にあるので、ついつい部下にまで高いハードルを課してしまうのです。部下にとっては迷惑な話ですが、業績を上げるのだから企業上層部に評価されるのは当たり前です」

まあ、そうなんでしょうね。

企業側から見れば成果さえ上がればいいわけで、どんなに性格がよくっても、それだけでは評価のしようがありませんから。

皆さんも思い当たるところが多いでしょう。

もう少し続きます。

では。