日本語の豊かさ (2)

20160520085332-62d24cf7fa2f2430d3370984961efc1bf50eb1ad.jpg少し前に巷ではKY語なるものが流行っていました。

今でも使われているのかな。

とにかくKY語は主に若い女の子の間で使われていました。

昔からこうした新しい言葉使いは大抵、女子中高生発信ですね。

それで、KY語というのは、日本語の単語をローマ字で書いて、その頭文字を取るといったものです。

たとえば、KYは空気読めないです。

SKYもあります。

これは超空気読めないですね。

Sはここではスーパーの意味で、発音は「スカイ」だそうです。

あとITは「アイス食べたい」、PKは「パンツ食い込む」です。

しかし、こうした言葉使いが紹介されると、テレビのコメンテーターと称する人たちは決まって、美しい日本語を乱すのは良くない、なんて言います。

まったくの紋切り型の反応で面白くもなんともありません。

それに美しい日本語を乱すななんて主張する人たちは、自分たちがどれだけ美しい言葉を話していると思っているのでしょうか。

美しい日本語を乱す云々を言いたがる人は多分、本当は日本語にあまり興味がないんでしょう。

その点、この間見たあるテレビ番組の国語学者の先生は違います。

「ドクタースランプ」(アラレちゃんですね)に触れて、新しいオノマトペを創り出していて、興味深いと発言していましたから。

さすがですね。

マンガやアニメといって馬鹿にしていません。

そうなんです。

日本語の新しい可能性と考えればいいんです。

まだまだ続きます。

では。