まだまだ続いています。
日本では55%が「趣味で読書することはない」と答えています。
これはOECD諸国ではもっとも高い数字だったので、日本のマスコミも大騒ぎしました。
「日本の生徒の読書量は世界最低」
「これでは読解力が低下するのは当たり前だ」
といった調子です。
しかし、実際には読書量ゼロの生徒だけを比較すると日本の生徒の成績はトップなんです。
むしろ、読書量の多い生徒の成績のほうがぱっとしません。
日本では読書量と読解力の間には因果関係が見られないんですね。
原因は不明ですが。
ただ、一般的に言って、1日の読書時間が2時間を越えると成績が落ちるようです。
つまり闇雲に読書ばかりしても、娯楽としてはともかく、それ以上の効果は期待しないほうがいいということになります。
良い学校に入り、一流企業に入社したり、高級官僚になりたいと思うのであれば文学を読んでも役に立ちません。
そんな暇があれば受験勉強をすべきだということです。
明日で最後です。
では
読書の意味 (6)
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