続きです。
このテーマは昨日で一応、終わったつもりだったのですが、ちょっと前にやや関係のある記事を呼んだのを思い出しましたので、ついでに取り上げることにします。
ネットニュースによると、映画業界では「若者の知的レベルがこれほど下がっているとは...」と驚いている、のだそうです。
ある映画会社の製作担当者は「スパイ系作品の試写会後『ソ連って何ですか?』、『ナチスって何ですか?』との感想が寄せられ、本当に驚いた」と打ち明けています。
またまた、いつもの若者批判ですね。
本当に飽きないなあ。
今まで、書いてきたように必要とされる知識は時代と共に変わっていきます。
だから、若者たちは大人たちの常識は知らないかも知りませんが、別の知識を持っています。
たとえば、コンピュータやゲーム(その関連で西洋の伝説や黒魔術)なんかにものすごく詳しかったりします。
それに、若者が大人が常識だと思っている知識を持っていないとすると、それは必要がないからでしょう。
もしくは、学校で教えないまたはテレビで取り上げないからです。
若者たちに知識が不足しているとしても、それは大人の責任なんです。
まあ、それはいいとして、映画の話に戻りますが、字幕を作る人間はサービスを提供する側ですね。
であれば、こうした知識の変化をきちんと把握しないといけません。
マーケティングをして、若者たちが読んで理解できるような字幕を作るのが先決でしょう。
お客さんを批判してどうするんですか。
こんなことは言うまでもないですが、映画が対象としている世代を考え、それにあった日本語を使った字幕を作る努力をしないと、映画離れがさらに進むだけです
では。
日本語の豊かさ (6)
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