犯罪者桃太郎(続き)

20160516184451-9726f294e5bb29997504996e0f536ae5cecab6db.jpg昨日の続きです。

そう言えば、日本の童話も結構ひどい話が多いと思います。

たとえば、最近人気の桃太郎。

彼は鬼ケ島を襲撃し、皆殺しにして財宝を奪い取ります。

法律や警察なんかないも同然。

しかし、鬼が何をしたというのでしょう。

桃太郎は少年で、武道を習ったことはないようだし、犬、雉、猿が大した戦力になるとも思えません。

それなのに簡単に鬼を征伐できたということは、もともと鬼はそんなに大したことをしたわけではないんでしょう。

それを問答無用で皆殺し。

桃太郎もジャックと同様の極悪人だとしか言いようがないですね。

少し話がずれますが、西洋の童話では主人公の女性は、王子様と結婚してメデタシ、メデタシで終わります。

少なくとも私が知る限りでは、自分の力でお金を稼ぐといった話はないと思います。

これに対して、日本の童話は正直ものが正直であるという理由だけで、大金持ちになるケースが多いようです。

こちらも努力して成功するなんてことはないんですね。

結局、庶民の夢はそういうものなのでしょう。

簡単に言えば棚ぼたで濡れ手に粟。

西洋でも日本でも、努力しろなんて教訓は好まれないということでしょう。

では。