音楽、飲食店、マーケティング

20160608171805-72ac9d8a10398c1f14ac4a5557b2494d60d47029.jpg私は滅多に外食をしないのですが、この間、珍しく、近くの新しく開店したラーメン屋で夕食を取りました(息子と一緒でした)。

ラーメンの味は、今日のテーマではないので、詳しくは触れません。

一言で言えばまあまあかな。

問題は店内でかかっていた音楽です。

何とか言うか、ハードロック調の激しい曲が結構な音量で流れていました。

これは感心しないですね。客は私たちだけでしたから。

百貨店やスーパーなんかでは常識なんですが、客を長居させるための曲調というものがあります。当然ながら、回転を早くする曲も。

ごく簡単に言うと、混んでいる時には少しでも早くお客さんに出て行ってもらうためにテンポの早い曲を流し、客が少なめの時はゆっくりしてもらうために落ち着いた曲を流します。

そう言えば、大分前に行ったビストロも音楽がうるさかったのですが、どうもこういった飲食店では、音楽に対する配慮が足りないようです。

自分の店だからと言って、店長が自分の好きな曲を流すなんてのは、プロ意識が欠如しているとしか言いようがない。

ところで、五感に訴えかけるマーケティング手法はいろいろあって、視覚に関してはかなり進んでいます。

味覚は試食がありますし、嗅覚は匂いで客寄せをしていますよね。

聴覚は上に書いた通りで、残るは触覚、そして、今後は、これらを有機的に複合化したマーケティング手法が研究、開発されるはずです。

これに真剣に取り組まない店は、競争から取り残されることになるでしょう。

では。