性善説

20160612073624-2ee8f5c4e9f7b9623bde37767fc7d210ad74199b.jpgかなり前のことですが、崖の途中で動けなくなった犬を助けた話がありました。

また、クジラを救助したなんてニュースもよく聞きます。

このように動物が目の前で窮地に陥っていれば大抵の人は助けようとするのではないでしょうか。

私は人間はそのようにできていると思っています。

これはいわゆる性善説ですね。

性善説と云っても、セックスは善いことだと言っているわけではありません(下手なジョークですみません)。

孟子※が唱えた「人間の本性は先天的に善なるものだ」とする考えです。

※余談ですが、孟子のお母さんは「孟母三遷の教え」で有名です(最近は聞かないようですが)。要するに子供の教育のために3度も引越しをしたと云う教育ママのはしりのような女性だったわけです。

つまり、人間は社会的動物(社会を形成することで繁栄する動物)であるため、同じ人間の悲しみを看過する事が出来ず、また他人を慈しむ心を持っているということです。

これは対象が動物でも同じことで、助けを必要としているのを見過ごすことはできないんですね。

ついでに書けば、これに対して、荀子は、人間の本性には悪があるとし、だからこそ「礼」や「法」は大切さだと説きました。

長くなるので続きは明日。

では。