レディファーストはグローバルスタンダードなのか?

20160626194015-2f4e31de7f6d2c0156aba8ac3b216267fe5fb4ee.jpg新聞を読んでいるとレディファーストについての記事がありました。

キャリアウーマンが後輩の男性社員を叱ります。

アメリカから来た女性を含めたグループを迎えた時に、レディファーストの作法ができてなかったからです。

なんでもレディファーストはこれからのグローバリゼーションの時代に絶対必要なのだそうです。

なるほどねえ。

しかし、世界的に見るとレディファーストは一部の国でのみ行なわれている習慣です。

人口で言えば、レディファーストを習慣としていない国の方が多い(アジア、アラブ、アフリカ等)。

ただ、アメリカがレディファーストにうるさいから合わせようとしているだけでしょう。

しかし、経済的、工業的に先進国だとしても、文化で言えばアメリカは新興国でしかありません。

たかだか250年足らずの歴史しかない。

なぜそんな国の習慣を見倣わなければいけないのでしょう。

アメリカから来た人を迎える時には、アメリカの習慣に合わせるのが当たり前だと言うのなら、日本人がアメリカに行く時は、アメリカ人は日本式で迎えてくれるのでしょうか。

アメリカ人が来た時は向こうの習慣で迎え、こちらが行く時も向こうの習慣に合わせる。

こんな卑屈なことをしているのは日本だけでしょう。

単に顔色をうかがっているだけと言うか。

日本には日本の伝統や文化があり、それを外国に行った時も、外国人を日本に迎える時も、堂々と守ればいい。

世界のグローバル化と言われていますが、それはアメリカの真似をすることではないと思います。

念のために書いておきますが、私は男尊女卑が良いとか、女性を大切にしなくてもいいと言っているのではありません。

意識の持ち方を言っています。

では。