続きです。
これに対して、日本では個人の寄付や人道支援活動なんかへの寄与はまったくといっていいほど話題になりません。
金持ちはテレビなんかで富を誇示して、豪華な屋敷を紹介したり、持ち物を見せびらかしたりするばかり。
まったく下品と言うしかないですね(貧乏人のやっかみと取られるかも知れませんが)。
また、議員の無駄遣い、最近では都知事の公私混同が問題になっていますが、議員にしろ、知事にしろ、地位を利用して公費で贅沢をして恥じません。
ここには「noblesse oblige」の精神などまったく見られません。
彼らは自ら模範を示して、無駄遣いを止めるとの考えなどこれっぽっちもないんでしょう。
これでは市民の尊敬を得ることなど出来るはずがないんですが。
私はこれこそが品格の問題だと思います。
パブリックスクールを出ようが、武道を学ぼうが、関係ない。
勿論、貴族である必要も金持ちである必要もありません。
品格を持って生きるとは、その人がそれぞれの立場で規範を持ち、覚悟をもって生きているかどうかではないでしょうか。
ただ、これだとわかりにくいかも知れませんので、具体例を上げて説明します。
明日に続きます。
では。
品格のある人間(5)
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