「文芸の外の人」は文学賞の対象にならないか

20160708100501-d6c655370e95223195f57305ab633ba55517ed28.jpgなんでも作家の湊かなえさんが、自身が受賞した「山本周五郎賞」を厳しく批判しているそうです。

「文芸の外の人が2作目なのに上手に書けているという、イロモノ扱いのままで審査された作品と僅差だった。そのような結果が動力になる小説家がいるのでしょうか?」

名指しはしていませんがこの文芸の外の人とはモデルの押切もえさんのことです。

ようするにど素人に比べられたのが心底腹が立つのでしょう。

さらに「この海での航海を牽引することができる才能と実力を兼ね備えた船たちを、この海で勝負するのだという覚悟をもった船たちを、二番煎じの愚策に巻き込むのは、どうか今年限りにしてください」とも言っています。

この二番煎じとは芥川賞を取った芸人の又吉さんのことですね。

又吉さんのことも気に入らないのかな。

しかし、こうした批判が出ることはわかりますが、賞をもらった本人が口に出すのはまずいでしょう。

それに気に入らないのなら、受賞を辞退すればいい。

文学賞を辞退した人は沢山います。

サルトルはノーベル文学賞を辞退しましたし、大江健三郎さんは文化勲章(文学賞ではありませんが)を辞退しています。

そして、山本周五郎賞の大元である山本周五郎は直木賞を辞退しています。

まあ理由はさまざまでしょうが、文句があるのなら辞退すればいい。

貰うだけもらっておいてくそみそに言うというのはどうでしょう。

それから、少しずれますが、湊さんは又吉さんとあるテレビ番組で共演しています。

これもなぜ出演したのか、よくわかりませんね(仲良く話していました)。

続きます。

では。