DVDで「贖罪の街」という映画を見ました。
沢山ストックしてある中から適当に選んだのですが、偶然、テーマが元受刑者の社会復帰でした。
昨日、このブログに書いた文章に少々関係があります。
まあ、この程度ではシンクロシニティ(意味のある偶然)とまでは言えませんが。
以下にストーリーを簡単に説明します。
殺人罪で収監された主人公が、約20年間後に仮釈放されます。
彼は刑務所の中で、イスラム教に改宗し、非常に真面目でまた大人しくなっており、出所後すぐに、保護監察官の監督の下、仕事に就き、恋人も見つけるんですね
しかし、町の保安官は彼のことを快く思っておらず、何かにつけて邪魔します。
彼が殺したのは保安官の助手だったからです。
さらに彼の昔の仲間も彼を再び犯罪に引き込もうとし、邪魔者である彼の恋人を殴ります。
ことここに至り、彼は我慢の限界に達し、この昔の仲間を殺してしまうと言う話です。
まあ、映画だし、かなり極端なケースではあるでしょうが、元受刑者の社会復帰の困難性がある程度わかると思います。
昨日も書いた通り、元受刑者の社会復帰を喜ばない人が結構います。
刑を終えた後もできるだけ苦労し、苦しむべきだと思っているのでしょう。
しかし、社会復帰できなければ彼らは再び犯罪を行なうしか道はありません。
彼らを一箇所に集めて、社会から隔離した形で、集団生活をさせればいいといった意見もあるようですが、これには多額の費用がかかりますし、また、現在の日本では社会から隔離された施設を建設することは不可能に近いでしょう。
また、上記の映画では主人公は、母親から拒絶されます。
これも彼が再び凶行に走ったを大きな要因のような気がします。
昨日、書いた通り、母親や肉親どんな時でも味方でいないと精神的なバランスが取れなくなるからです。
では。
元受刑者の社会復帰
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