昨日の続きです。
また、彼は侍(武士)が大好きなようですが、いわゆる士農工商といった身分制度はどう思っているのでしょう。
是認しているとすれば、意地悪な言い方をすれば、人種差別にも反対ではないのかな。
それはいいとして、江戸時代の日本の人口は推計で2500万~3000万と言われていますが、そのうち武士階級が占める割合は、多めに見積もっても5~7%です。
町人(商工)もそんなに多くなく(10~15%ほど)、日本人の大半(およそ80%)は百姓などの一次産業従事者でした。
武士はこれらの人たちを搾取してのうのうと生きていたわけです。
そして、基本的には生産活動をせず(いやしいことだからです)、今で言う行政的な仕事をしていました。
要するに公務員ですね。
公務員が悪いとは言いませんが、もっとも尊敬されるべきとも思いません。
日本に詳しいようでも、彼も武士に幻想を抱いているのでしょう。
まあ、日本でも、スポーツや格闘技で「武士道」を標榜することが良くあり、野球の日本代表を「サムライJAPAN」などと呼んでみたりしていますから、無理もないと言えますが。
私に言わせれば、現在の日本人はほとんどが百姓の子孫であり、精神的にもいわゆる村社会的なものを引き継いでいます。
日本人らしい日本人とは百姓(今はサラリーマン)であるのならば、潔い死を選ぶとは思えません。
もう少し続きます。
では。
潔い死 !? (2)
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