引退後の人生

20160906083942-a20c4106504850ab1efd1e353ad8c23cda10cb19.jpgリオリンピックも無事終了し、日本人選手のメダルラッシュに日本中が沸きました。

結構なことですね。

私はスポーツに興味がないので、それほど感激はしませんでしたが。

ところで、オリンピックに出場するためには、若い時から毎日々々死ぬような思いをしてトレーニングを重ねるそうです。

ある選手上がりの評論家は、オリンピックで勝つためにはとにかく練習することだと言っていました。

たとえばシンクロナイズドスイミングの選手は1日中プールにいて、食事も水中で取るそうです(あくまでのこの評論家の言です)。

そしてこうした生活を10年以上続ける(競技によるでしょうが)。

なるほどねえ、しかし、いつも思うのですが、こうした選手たちは引退後はどうしているのでしょう。

青春期の大部分を費やして(種目にもよるでしょうが)、オリンピックを目指すのはいいですが、その後はどうする。

こう言っては何ですが、彼らは学校では授業に碌に出ず、勉強する時間もないので、一般常識に欠けていることも多いようです。

これは普通の会社に入る時にはかなり不利でしょう。

コーチ、体育教師になる人が多いのかな。

でもこれもポストに限りがあります。

当然ながら、メダルといった立派な成果を残した選手が優先されるでしょうし。

では、成績がそれよりもかなり下だった人たちはどうする。

よく若い時に何かに必死で打ち込むことは将来きっと役に立つといった意見を聞きますが、あまり根拠があるとも思えません。

オリンピックのために人生を捧げさせるのならば、国が引退後までちゃんと面倒を見るべきではないでしょうか。

では。