人生で最優先すべきは仕事なのか?

20161017172739-db0209d822936e2597a748e69c5b38e801e5d3a3.jpg昨日、あるビジネスコンサルタントが書いた本を読みました。

2010年発行なのでビジネス本としては若干古いですが、ブックオフで買ったものなので。

それで、導入部にこんなことが書いてあるんですね。

著者が大阪から新幹線に乗ると斜め前の席に年商6000億円の大企業の経営者が座ったそうです。

そして、この経営者は、 すぐにPCを取り出し、仕事に集中して名古屋に着くとさっと下りた。

筆者は、自分もこの経営者も人生のプライオリティ(優先事項)を仕事だと考えているが、新幹線でゴルフ雑誌を読んでいた自分と比べて、これが年商数億円と6000億円の違いだと感嘆します。

さらに、この経営者が、月月火木金金で正月の午前中以外は休まないことを称賛しています。

なるほどねえ。

今でもというか2010年になってもこんな考え方をするビジネスコンサルタントがいるんだ。

完全にブラック企業の経営者の考え方ですね。

従業員を自殺に追い込んだ外食大手チェーンの経営者(今は議員になったかな)を思い出します。

人生でもっとも重要なのは仕事であるかどうかは別にしても、本当にこのビジネスコンサルタントの考えは穴だらけです。

仕事はどれだけの時間をかけたかで価値が決まるわけではありません。

当然ながら内容ですね。

彼が見たのはPCを叩いている経営者の後ろ姿だけですから、それだけでは何も判断できないでしょう。

続きます。