続きです。
ありきたりのことを言うようですが、どのような知識や知性にせよ、それをどう使うかが重要です。
上手く活かすことができなければ意味がない。
たとえば、自分のIQはアインシュタインの190以上だと自慢した女優(映画の中で下着をチラっと見せて評判になった人です)がいましたが、彼女はアインシュタインと同じだけの業績は残していません。
実社会でもIQの高い人ばかり成功しているわけではないし、高級官僚の人たちは本当に頭の良い人ばかりなのに、だからといって世の中が上手く行っているとはとても言えないでしょう。
ついでに書いておきますと、特殊化された能力はそれほど遠くない将来にコンピュータに取って代わられると思います。
暗算能力なんかはいくら頑張ってもコンピュータには絶対にかないません。
チェスではすでに人間が機械に負けています。
将棋は取った駒を使えるという仰天のルールのために遥かに複雑なので、チェスよりも時間はかかるでしょうが、最近ではプロ棋士がソフトを使用したとの疑惑が出るほど進歩しています。
ただ、チェスや将棋における人間と機械の戦いは、実はコンピュータのプログラムを作る人間の能力の問題なのです。
コンピュータ自体の能力ではないんですね。
機械自体が意志を持って考え始めるのはずっと先のことでしょう。
人工知能の問題は面白いのですが、複雑ですので、また別の機会に取り上げます。
では。
IQが高い? (3)
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