「ご遠慮願います」という表現を良く見ます。
スーパーなんかでレジに「両替はご遠慮願います」と書いた札が貼ってありますよね。
丁寧にお願いしているつもりなんでしょうが、何となく違和感を覚えます。
なんとなく命令されているような。
辞書を引いてみると「遠慮」とは「他人に対して言葉や行動を控えめにする」ことで、「自発的にする行為」です。
自発的行為だとすると、やはり他人から命令されるのはやはりおかしいですね。
丁寧に断りたいのだったら「両替はいたしかねますので、あしからずご了承ください」といったところでしょうか。
ついでに書くと、「ご遠慮させていただく」について、自分の行為なのに「ご」をつけるのはおかしいとの意見もあるようですが、相手への敬意を示すために「ご」をつけることは結構あります。
たとえば「ご案内いたします」等です。
ただ、私の個人的な感覚なのかも知れませんが、「ご遠慮させていただく」はなんとなくぶっきらぼうに感じます。
「今回は気持ちだけいただいておきます」の方がいいかな。
いずれにしても、感じよく断わるのは難しいですね。
では。
「ご遠慮願います」
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