「継続は力なり」と「鳴かず飛ばず」

20161121165733-ec2bf9b0ae701f247ed8d72c15a719358d124f58.jpg昨日からの言葉繋がりで今日は「継続は力なり」を取り上げます。

皆さんはこの言葉をどのように理解していますか。

私は「根気よく続けると大きな成果が得られる」を意味すると思っていたのですが、なんでも「続けることには大変な努力が必要だ」と考える人がいるんだそうです。

本当ですかねえ、驚きです。

テレビでクイズに出されるような諺や成句の解釈の変化は沢山ありますが(「情けは人のためならず」等)、これは聞いたことがありません。

しかし、後者だと格言にはならないでしょう。

と書いていて気になるので調べてみるとこの格言は辞書にのっていないのだそうです。

出展もよくわからない。

最初に誰がどうようつもりでこの言葉を使ったのかがわからないので解釈は自由ということのようです。

もう一つ上げると「鳴かず飛ばず」ですが、これも私はぱっとしない状態を形容していると思っていましたが、辞書によると「将来の活躍を期してその機会をじっと待っていること」なのだそうです。

こちらは中国の故事から来ていることがわかっていて、解釈に疑問の余地はないんですね。

これも驚きです。

こんな意味で使われている例は聞いたことがありません。

よく言われるように言葉は生きものですから絶え間なく変化していきますが、私のような古い人間にはついて行くのが大変です。

ただ、だから日本語は乱れているとは思いませんが。

では。