続きです。
もう少し、運、不運と因果応報の話をします。
ある有名なプロ雀士は、おばあさんに手を貸してあげたら、その後のマージャンで良い手が来たなんて書いていました。
くだらないですねえ。
パチンコで大勝ちするのと変わらないレベルです。
こんなことで運、不運、因果応報を理解したつもりのようです。
残念ながら因果応報は、こんなに簡単かつ即時的なものではありません。
普通、人は自分のことしか見せませんが、因果は世の中の森羅万象が互いに影響し合っています。
あまりにも複雑に絡まりあっていて人が感知できるようなものではないんですね。
そのために一見不公平と思えることが平気で起きます。
たとえば、何の罪もない小さな子供が事故の犠牲になったり、誰に対しても親切で徳の塊のような人が犯罪に巻き込まれて殺されることもあります。
人間はまったく無力でしかない。
もちろん、感知できないものを、人がコントロールできるわけはありません。
最初の話に戻ると、人に親切にすることはもちろん良いことです。
ただ、見返りは求めないほうが良いということです。
では。
誤った因果応報観 (4)
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