牡蠣の話(続き)

20161225180536-95a6226af1f489ebeed365cd11bb1cb5abba30de.jpg牡蠣を食べる時はエシャロットビネーガーやレモンの絞り汁をかけます。

黒パンに乗せて食べることも多いですね。

たいていは1ダース単位で注文しまが、半ダースでも頼むこともできます。

飲み物は当然白ワイン。

私はドライなリスリング(アルザスワイン。日本ではあまり知られていないようです)をよく飲んでいました。

しかし、牡蠣は本当に美味いですね。

なんとも言えない歯ざわり、喉越し、かなり、肉感的です。

牡蠣には強精効果があるとされ、昔から珍重されてきました。

たとえば、ドイツ帝国の初代皇帝ビスマルクは一度に175個の牡蛎を食べたと言われています。

また、ジュリアス・シーザーがイギリス遠征を企てたのは、テームズ河口の牡蠣の獲得が目的だとの話があります。

そして、フランスのナポレオンは、戦いの最中でも牡蠣を食べていたと言われるほどの牡蠣好きだったとのことです。

しかし、多くの強精食品と同じく、これは大して根拠のある話ではありません。

科学的には確かに「亜鉛」と「アミノ酸」が含まれていますが、実際上の効果は定かではない。

フランスの海産物専門レストランでは、よく海の幸の盛り合わせ(Plateau de fruits de mer)と云って、大皿に氷を敷き詰めた上に生蟹、牡蠣、生ムール貝、生ハマグリ、生アサリ、小海老、つぶ貝などを盛って供します。

しかし、これは見た目は派手で、観光客には喜ばれるものの、実際にはあまり美味いものではありません。

では。