人生最高の美味

20161227162003-d215360c1cf3fd5a562cd95c0b8706c600b8346e.jpgずいぶん前のとこですが、あるテレビ番組で100歳を越えたお年寄り数十人に人生で一番美味しかったものは何かとの質問をしていました。

うなぎが一番だったんですが、ご飯なんて答えも多かったですね。

珍しいところでは牡丹餅を上げた人もいました。

それで、私は100歳にはもう少し時間がありますが、自分だったら何かを考えてみました。

ただ、一つに絞ることは無理なので、いくつか上げてみます。

まず、思い浮かぶのは元妻がパリで作ってくれた鯖寿司(バッテラ)ですね。

これは奇跡的に美味かった(元妻はパリで作り方を覚えたんですが)。

次は自分で作った牛テールの醤油煮込みかな。

これも素晴らしい味で、招待したフランス人も皿に首を突っ込むようにして食べていましたね。

そして、これも自分で作ったビーフシチュー。

料理に手間がかかるので大変なんですが。

ただ、これらの料理は一度物凄く美味くできたからといって、今度もと思って作っても決して同じ味にはならないんです。

失敗ではないにしても。 なぜかレストランで食べたものにはあまり感銘を受けていません。

三ツ星レストランには何度か行ったことがありますし、トゥール・ダルジャンで鴨も食べたことがあるんですが、なにかぴんとこなかったですね。

まあ、貧乏舌なんでしょうが。

いわゆる三大珍味のキャビア、トリュフ、フォアグラもあまり好きではありません。

強いて言うなら、昨日書いたロブスターがいいかな。

高いですが、パリの海鮮料理のレストランで食べるならこれでしょう。

子供の頃のことを考えると、日本もまだまだ貧しく、私の家庭も貧乏で、その上母親が料理がど下手だったので、大したものは食べていません。

だから、母の味なんてものはないですね。

昔が懐かしくてもう一度食べたいと思うようなものは。

高校生くらいから20歳くらいまでは餃子が一番好きでした。

昔は京都にしかなかった王将の餃子です。

近頃は年なので脂っこいものは段々と駄目になってきまして、食べたいものはあまりありません。

なんでも口に入ればいいと言うか。

では。