昨日の続きです。
私はパリに居た時にいわゆるバイリンガルの人達を何人か知っていましたが、本当の意味で日本語とフランス語を完璧に使える人はわずか1人でした。
そういう意味では昨日書いた大統領の通訳にも欠点はありました。
また、英語と日本語のバイリンガルだと吹聴する人に英語への翻訳をしてもらったこともあります。
しかし、クライアントからクレームがきました。
一応、ネイティブ並に日常会話はでき、発音も完璧かも知れませんが、書くとなるとその程度のレベルなんですね。
ところで、通訳にはいくつかの種類があります。
みなさんも良く聞くのは同時通訳でしょう。
その他に逐次通訳があります。
これは同時に訳すか、話者と交互に訳すかといった通訳のやり方で分けています。
別に会議通訳、商談通訳といった分け方もあります(これは読んで字のごとしです)。
あと放送同時通訳なんてものもありますが、これは同時通訳風ではあっても、事前に聞いて翻訳をしたものを読んでいるので、純粋な意味での通訳とは言えません。
昔、ネットニュースのコラムで、放送同時通訳が最高峰ですべての通訳者の憧れだなんて書いたありましたがとんでもない。
一流の通訳はやらないでしょう。
新人の仕事かな。
もう少し続きます。
では。
通訳と翻訳についての誤解の話(2)
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