続きです。
今日はフランスでの人種差別の話を書きます。
日本ではフランスに意味なく憧れ、フランスには人種差別なんかないと思っている人もいるかも知れませんがとんでもない。
かなり酷い差別が歴然とあります。
ただ、対象になるのはいわゆるアラブ人で、特にアルジェリア人ですね。
日本人を含む東洋人は数が少ないこともあって、あまり目の敵にされることはないようですが、何かあれば差別されることに変わりはありません。
たとえば、私の知り合いの女性は、通りを歩いているだけで、卵をぶつけられたことがあります。
私自身もアパルトマンに入居した時に、管理人からものすごく冷たくあしらわれ、他の住人からは東洋人が住むとアパルトマンが汚れると聞こえよがしに言われました。
さらに言えば、信じられないことに、これは警察でも法廷でも同じなんですね。
これも知り合いのことですが、彼は小競り合いで相手にナイフで傷つけられたんですが、それにも関わらず、警察は彼の責任だと言い、相手はおとがめなし。
また、日本人同士で喧嘩し、殺人寸前までいったのに、取り調べに来た警察官は日本人同士のいさかいは日本人で解決しろと言い、そのまま何もせずに帰りました。
裁判でも相手がフランス人だと日本人は諦めたほうがいいでしょう。
明らかに不公平な判決なんて日常茶飯事ですから。
まあ、あまり沢山の例を上げると不愉快になるでしょうから、この辺で止めておきますが、フランスに定住するとこんな目に会うことを覚悟しなければいけないことは覚えておいたほうがいいですね。
もう少し続きます。
では。
外国での生活に憧れている方たちへ(3)
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