カタカナ語と専門用語(続き)

20170105084504-ecce99c75d5a99a623bce69e4d4825f5f6385f82.jpg昨日の続きです。

そう言えば、「起業家」を「企業家」の間違いだと言われたことがあります。

反論すると次から仕事を貰えない可能性があり、黙って受け入れると言葉を知らないと思われる。

難しいところです。

当然ながら、まったく、自分の知らない言葉に出会うこともあります。

特殊な専門用語は当たり前なので、それ以外です。

翻訳だと調べられるからいいんですが、通訳だとクライアントに聞き返すしかありません。

しかし、あまり頻繁だと先方との会話がだれるし、通訳の能力を疑われます。

たとえば、「マテハン」という言葉を聞いたことがありますか。

私は初耳だったのですが、マテリアルハンドリングの略だそうです。

搬送用機器または搬送自体のことですね。

それから「乙波」と書いた書類を見たことがあります。

読めますか。

「オファー」(申し入れ)を漢字で書くとこうなるんだそうです。

まったくの当て字ですが、こんな言葉というか表記を使うところもあるんですね。

今はネットがありますから、あまり苦労しなくなりましたが、昔は、特に、フランスにいましたから、日本の本を揃えた図書館もないし、大変でした。

自分で大量の辞書を集めていましたが、それでも限界があります。

当時の翻訳は酷かっただろうなあ。

今も変わらんだろうとの指摘は聞こえないことにします。

では。