若者は切れやすくなったのか?

20170113165508-d5dd468d606b1b20d33d0cf4fe591f0c65189be8.jpgテレビのエンターテイメント系ニュース番組で、最近、ガムの販売高が減少しているが、この現象と若者が切れやすくなったこととの関係は、といった話題を取り上げていました。

「ガムを噛むことは、記憶力、思考力、認知力、集中力、精神安定力がアップし、脳の活性化につながる。最近の若者はガムを噛まないから、切れやすいんだ」といった理論が展開されるだろうなと思っていたら、因果関係はないとの意外な結論でした。

しかし、そこから、では最近の若者はなぜ切れやすいのかといった方向に、無理やり話がねじまげられるんですね。

まあ、そうでないと面白くないからでしょうが。

しかし、切れやすいとの判断の基準はなんでしょう。

客観的に評価できるのでしょうか。

要するによくある最近の若者は駄目論の一種ですね。

少年犯罪が増えているとか、犯罪は凶悪化する一方だといった話と同じです。

前にも書きましたが、少年犯罪も凶悪犯罪も減っています。

これは統計を見ると明らかなんですが、大抵の場合、メディアはそんなことは無視。

大体、切れることで言えば、最近は若者ではなく、中高年や老人のほうが酷いでしょう。

特に、暴力老人は社会的問題になっています。

本当のところ、これもニュース等で受けた単なる印象で科学的裏付けはないんですが、意図的に書きました。

最後に上記の番組で一つだけ役に立つことを言っていました。

食品会社等がアンケートを発表し、それに関して、医者が何か発言することがありますよね。

大抵の場合、彼らは企業に金を貰ったいわゆる御用医者なので、その意見は信用してはいけないそうです。

では。