昨日の続きです。
「事実確認のために原稿内に出てくる場所を実際に訪れて聞き取り調査するなんてあり得ない」との意見については、実際に調査するといった意見を述べる校閲者もいます。
それに、「とにかく毎日大量の原稿をこなさなければならず、いちいち事実確認のために外出していたら仕事が進まない」というのは、校閲者の怠慢ではないでしょうか。
現場に行かなければわからないこともあるでしょうから。
「超有名作家と食事に行くシーンも現実離れしすぎていて、放送事故レベルにも思える」についても実際にそういう校閲者がいるそうです。
批判する人も校閲者なんでしょうが、自分の知っている範囲だけがすべてだと思っているんですね。
ただ、確かにドラマの考証がものすごくいい加減なこともあります。
私の知っている分野でいうと、ボーリング(一時はまっていた)とか、翻訳・通訳ですね。
大昔に見たプロボーラー志望の女性が主人公のドラマなんかでは、プロになろうとしているはずなのに初心者程度の知識しかなかったり。
たとえば、プロは曲がる球を投げますが、これをカーブボールなんて言っていました。
実際にはフックボールなんですが。
通訳に関しては、通訳が主人公のテレビドラマは見たことがありませんが、映画はありました。
はっきりとは覚えていませんが、通訳の能力がかなり過大評価されていたような気がします。
詳しく書くと大変ですので、今日はこのあたりで止めておきます。
では。
校閲ガール(続き)
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