日本の笑いと世界レベルの笑い(2)

20170311084440-275892e4dd9eff19ef6eae16a008db4500887466.jpg昨日の続きです。

ところでこの脳学者が言うところの国際水準のコメディアンとは誰のことを指しているのでしょう。

国際水準と言うからには、当然、世界中の笑いを知っているはずですよね。

たとえば、中国やベトナム、ナイジェリア、リトアニア、アイスランドといった国の芸人がどのくらいのレベルかを知らないと国際水準ってことを言えないでしょう。

もちろん、これは冗談で(程度がの低くて申し訳ありません)、そんなわけがないことはわかっています。

彼はアメリカを念頭においているし、多分、アメリカしか知らないでしょう。

さらに言えば、アメリカの笑いも上っ面しか知らないでしょう。

もともと、ユーモアというのは国際性があまりないんですね。

もちろん、国際的に通用するものもないことはないんですが、たとえば、フランスのコメディ映画は日本ではほとんど流行りません。

というか、客が入らないことがわかっているから紹介もされない。

確かに私なんかから見るとものすごくくだらないものばかりで当然と言えば、当然なんですが。

とにかく笑いのポイントが全然違います。

だからいわゆるスタンダップコメディ(一種の漫談でフランスにもあります)を聞いても、何がおもしろいのかわからない。

ついでに書くとアメリカのコメディ映画も日本ではあまり受けないし、スタンダップコメディなんか紹介されたことはあまりないと思います。

もう少し続きます。

では。