「もしもし」は失礼?(続き)

20170303075251-f3c222c3ff795062819c6999ae277459b37910c9.jpg昨日、「もしもし」が失礼だとするのは根拠に欠けると書きました。

しかし、世間の常識がそうなってしまっているのなら、従うしかありません。

社会性に欠けるのではと白い目で見られてしまう恐れがありますから。

ではどう言うかですが、「おはようございます。お忙しい所、恐れ入ります。株式会社〇〇の△△でございますが、□□さまでいらっしゃいますか(または、□□さまをお願いいたします)」といった感じだそうです。

ただ、「おはようございます」は午後には使えませんが、「こんにちは」は「こんばんは」はあまり丁寧な感じがしませんよね。

そういう場合は、「いつもお世話になっております・・・」で行きましょう。

やや話がずれますが、「お疲れさま」や「ご苦労さま」も目上の人には使ってはいけないのだそうです(私なんかはこの「目上の人」という表現にひっかかるんですが、話がややこしくなるので、今回はスルーします)。

「ご苦労さま」は目上の者が目下に対して労をねぎらう言葉だというわけです。

「お疲れさま」に関しては異論もあるようですが、辞典によっては、やはり目上には使用しないとしています。

本当に面倒くさいですね。

ただ、こんなことを気にする人間が現実にいますし、そういう人間に限って説教が大好きですから、下手をすると長々と説教を食らうおそれがあります。

また、相手が取引先で立場が優位だとどんなことで難癖を付けられるかわかりません。

それこそ「社会性に欠ける」と判断されかねないのです。

そう言えば宛て先が「〇〇殿」になっているだけで、へそを曲げる人事部の人もいるそうです。

こんなのは立場を利用して威張りたいだけだと思いますが、ビジネスではどんなに納得できなくても、気に入らなくても、受け入れるしかありません。

まあ、敬語は今後、社会の変化と共にどんどん簡略化されて行くでしょう。

こんなくだらない悩みもなくなるでしょうね。そ

れを残念がる人が沢山いることは知っていますが、その話はまた別の機会に。

では。