芸能人がいろいろなの技に挑戦し、それを「プロ」が評価するバラエティ番組があるのですが、ご存知でしょうか。
技は料理、盛りつけ、生け花といろいろありますが、俳句が一番人気があるようです。
評価がかなり「辛口」なのが面白いんでしょうね。
ただ、私から見ると、講評に時々首を傾げることがあります。
まあ、私は完全に俳句の素人ですが。
また、この番組で名人の称号(名人に段があるという不思議にシステムです)を与えられている人が何人かいるんですが、その人たちの句がどうも気に入らない。
特に、大衆演劇の女形で有名になり、この頃、テレビに出ずっぱりの役者の句に感心したことがありません。
なんと言うか、感動がまったくなく、珍しい季語を使っているとか、形式ばかりにこだわっている。
無理にひねり出していて、何かどうしても伝えたいことがあって出てきた句とは思えないんですね。
ところで、評論家の桑原武夫という人が「第二芸術 ―現代俳句について―」なる論文を発表しているのですが、ご存じでしょうか。
1946年ですからかなり昔ですね。
非常に刺激的な意見が述べられていたので、論議を呼んだようです。
そして、この番組を見る限り、俳句を巡る状況はあまり変わっていないように思います。
長くなるので、続きは明日。
では。
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