日本の国語を英語にしよう!?(3)

20170406080547-d1a3aa590f50fa7ac88a770c7c33596eeb1c0730.jpg続きです。

今まで日本語が危険に曝されたことが何回かありました。

最初は当然ながら中国語によってですね。

かなり影響を受けたものの、日本語自体は生き残りました。

次は英語です。

すでに書いた通り、明治時代に検討され、終戦直後にもそうした動きがありました。

ただ、CHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は、日本語自体を廃止するのではなく、漢字、ひらがな、カタカナが混じった表記方法は、複雑にすぎ、習得に時間がかかりすぎるために、ローマ字表記にするようにと主張しました。

幸いなことにこれも頓挫。

面白いことに、日本人にも日本語公用語の外国語化を主張した人がいるんですね。

文部大臣だった森有礼は、日本語を廃止して英語を日本の国語に定めようとしています。

文部大臣ですよ(彼は暗殺されました)。

蛇足を書くと、息子の森有正は、英語ではなく、フランス語が大好きで、パリ第5大学日本語学科の創設に貢献しています。

実は、私もこの日本語学科で通訳・翻訳を学びましたが、ここでの日本語教育には首を傾げることが多かったですね。

簡単に言うと、日本の英語教育と同じく、会話力が養われないんです。

もう少し続きます。

では。