今まで日本語が危険に曝されたことが何回かありました。
最初は当然ながら中国語によってですね。
かなり影響を受けたものの、日本語自体は生き残りました。
次は英語です。
すでに書いた通り、明治時代に検討され、終戦直後にもそうした動きがありました。
ただ、CHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は、日本語自体を廃止するのではなく、漢字、ひらがな、カタカナが混じった表記方法は、複雑にすぎ、習得に時間がかかりすぎるために、ローマ字表記にするようにと主張しました。
幸いなことにこれも頓挫。
面白いことに、日本人にも日本語公用語の外国語化を主張した人がいるんですね。
文部大臣だった森有礼は、日本語を廃止して英語を日本の国語に定めようとしています。
文部大臣ですよ(彼は暗殺されました)。
蛇足を書くと、息子の森有正は、英語ではなく、フランス語が大好きで、パリ第5大学日本語学科の創設に貢献しています。
実は、私もこの日本語学科で通訳・翻訳を学びましたが、ここでの日本語教育には首を傾げることが多かったですね。
簡単に言うと、日本の英語教育と同じく、会話力が養われないんです。
もう少し続きます。
では。
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