短期留学の罠

20170520074533-a344cd03281f1f3c6c9850433866bb65b58d2dd8.jpgけっこう高齢のある女優兼歌手が外国人とコミュニケーションを取る時に、最初は通訳を通していたが、自分の気持の細かいところが伝わらないような気がしたので、英語を勉強することにしたと言っていました。

結構よく聞く意見ですね。

なんとなく理解できるような気がするでしょう。

しかし、実際には勘違いですね。

人にもよりますが、普通、通訳はプロで何年または何十年も勉強し、また、普段から英語(またはその他の外国語)に触れています。

それを素人が短い期間勉強しても同じレベルになれるわけがないでしょう。

それでも自分の口から出る言葉だからと思うのかも知れませんが、そんなのは単なる自己満足ですね。

まず間違いなく、通訳を通すよりも気持は伝わりません。

上記の女優はニューヨークに半年ほど留学したそうです。

センテンスはしゃべれるようになったとのこと。

しかし、その程度では、簡単な意志は伝わるでしょうが、気持のあやまでは無理でしょうね。

残念ながら、半年程度の留学では何も学べないと思ったほうがいい。

多くの日本人は外国語を話す人をやたら持ち上げるわりには、半年も住めばその国の言葉を習得できると考えています。

ついでに言うとその国でガールフレンドを作るのが一番だとの根強い意見もあります。

申し訳ありませんが、言葉というものを過小評価しているとしか言いようがありません。

続きます。

では。