私の子供のころのことを考えると、落語はもう少し身近にあったような気がします(私は関西出身なので大阪落語ですが)。
しかし、今では一部の人を除いては完全に遠いものになっています。
能や狂言、歌舞伎と同じような感じですね。
そのうちに国の保護の対象になるんじゃないかな。
笑いは時代と共に変化していきます。
今はテレビが主流なので(ユーチューブその他の媒体も増えていますが)、芸もテレビにあったものになっているわけです。
簡単に言うとアドリブ系ですね。
そして、落語はアドリブには向いていない。
余談ですが、「笑点」の大喜利はすべて台本があり、リハーサルも行なっているそうです。
しかも、落語家のユーモアのセンスは、基本的に洒落や語呂合わせで、現代の芸人がもっとも避ける種類のものです。
ところで、落語以外の芸を批判した落語家は80歳になっても高座に上がって落語を演じています。
それを称賛する声も多いですね。
しかし、それは落語という芸がその程度のものだということでしょう。
同じ話を繰り返しているだけだからできることです。
味があるとの意見もありますが、一部のファンだけに通用するだけです。
長々と書いてきましたが、いくら年を取っているとはいえ、芸人が他の芸人を批判するのは、あまり感じがいいものではありません。
では。
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