20170607070317-6657f594c5ab90bd307d5eb215f1ebe526acb837.jpg昨日の続きです。

世は常に悲惨にあふれています。

戦争は世界のどこかでは必ず起きている。

そして、幼い罪もない子供たちが犠牲になっています。

それでも神は何もしない。

なぜなのでしょう。

また、幼い子供を亡くした夫婦に、ある神父は「これは神の与えた試練です」と言います。

冗談ではないでしょう。

この「試練」なるものにどんな理由があるんですか。

そして、「試練」のために死なされた子供はどうなるんですか。

ある宗教者によれば、「神の御業は人のあずかり知るところではない。ただ、信ぜよ。神を疑うな」だそうです。

残念ながら私には理解できないものを信じるような広い心を持つことはできません。

それから、こうした理不尽が世の中に横行することについて、「人は生まれながら原罪を負っている」との理由を上げる人もいます。

アダムとイブが犯した罪ですね。

何を言っているんですか。

なぜ人類の祖先か何か知りませんが、そんな自分たちに何の関係もない人間たちが犯した罪を今に生きる私たちが背負わなければいけないんでしょう。

まったく理屈も何もありません。

神がいるかどうかは知りませんが、いるとしても人間には関心を持っていないと考えたほうがいいでしょう。

私のような考え方は別に珍しいものではないし、神学者は鼻で笑うかも知れませんが、残念ながら、今まで私を納得させるような論理には出会ったことがありません。

では。