ニュースによると、強制わいせつ罪で逮捕されたある市立小学校の教員は、4年前にも児童ポルノ画像をメールで送って逮捕され(別の警察署)、停職6カ月の懲戒処分を受けていたそうです。
なぜこんなことが起きるのでしょう。
防止できないのでしょうか。
文科省教職員課担当者は「一般的に教員を採用する際は、以前勤務していた学校に人となりとか仕事ぶりを照会しますが、この容疑者は、埼玉で教師をしていたという過去を隠して応募してきました。当然ながら懲戒処分を受けた事実も履歴書に記していなかった。要するに、確かめようがなかったのです」と説明します。
要するに本人が隠そうと思えばいくらでも隠せるということですね。
では全国的な情報管理シテスムはないのでしょうか。
これについては、「懲戒免職になって教員免許が失効したという情報は、全国の教育委員会で共有しています。しかし、停職以下(減給、戒告)の処分については共有していません。また、犯罪歴や処分歴は個人情報に当たるので、都道府県をまたいで照会することができない、というのが現状です」とのことです。
つまり、クビになって免許を取り上げられない限り、越境すれば復帰できる可能性があるわけです
しかし、技術的には十分に可能なのに、個人情報だから照会できるようなシステムを作れないなんてどう考えてもおかしい。
児童を対象とした性犯罪の前歴のある人間は、再犯率が高く、また、精神的な問題を抱えていることが多いのですから、少なくとも行政は把握できるようにしておくべきだと思います。
アメリカでは、全州で性犯罪者はミーガン法に基づき顔写真と個人情報をネットで公開され、特に常習性が見られる犯罪者はジェシカ法によりGPSの装着が義務付けられています。
なんでもかんでもアメリカが良いとは言いませんが、こうした点は見習うべきでしょう。
さらに言えば、児童を対象とした性犯罪に対する処分が甘いように思います。
少なくとも小中学校の教員には二度となれないようにすべきです。
さもないと子供を対象とした性犯罪を撲滅することなんかできないでしょう。
では。
コメント